2010年04月30日
平成22年4月21日 宮城県仙台市の仙台サンプラザにて開催された【次世代商品開発セミナー】に参加しました。
主催は、弊社も所属しております東北六県再生資源組合連合会で 経済不況が続く中での業界を取り巻く深刻な取扱商品(再生資源)の減少と、それに伴う新たな取扱商品(再生資源)の開発 という趣旨の下、開催されました。
セミナーは以下の3項目をテーマに行われました。
①ファイバーリサイクル
ファイバーリサイクルとは、私たちの生活の中で不要になった衣類を回収し、選別や裁断加工などの工程を経て、 再び製品にする古繊維・古布の新しいリサイクル手法です。
この手法は実際に事業として展開しており、手袋の商品化に成功し発売後10ヶ月で14万組の出荷実績があります。
②動き出すリン資源リサイクル事業
リン資源リサイクル事業とは、下水道に排出されるリンを回収し再利用するというものです。
わが国の国民が食物を通して消費するリン量は年間約11万トンに上ります。
その内、約5.5万トンのリンが下水道に排出されており、その排出されたリンを回収することにより、リン鉱石輸入量の約40%を国内で賄える可能性があります。
③ソウトバイオマスからのエタノール製造
ソフトバイオマスとは雑草・枯れ葉・剪定木・間伐材・古紙などを指します。
そのソフトバイオマスからのエタノール製造は、食品の原材料に使われる植物からのエタノール製造ではないため、食糧問題と競合しない点で渇望されています。
今回のセミナーを通して、製造コスト等まだ課題は多いのですが、今まで想像もしなかったものから商品(再生資源)が生み出されて行くという事に今後のビジネスのヒントを感じました。