2010年12月11日
11月前半からほぼ横ばいで推移していた非鉄金属スクラップ買取相場ですが、12月に入り若干の相場変動が見られます。
相場が変動しているのは非鉄金属スクラップ全般ではなく、アルミ系やステンレス系の一部の品目で相場が下降しており、その要因には溶解メーカーの在庫数量が深く関わっています。
以前からお伝えしているように、日本国内の溶解メーカーは昨今の円高により、海外から溶解材料を輸入し製品にしていますが、同製品を中国の溶解メーカーでも製造したことで、中国溶解メーカーの安価な製品は日本国内での需要を伸ばし、それに反比例するように国内溶解メーカーの製品は需要が下がり飽和状態であるのが現状です。
飽和状態を解消するために、国内溶解メーカーでは生産を縮小し、その事によって輸入した溶解材料も含めた原料が過剰在庫になり、結果としてアルミ系やステンレス系の一部の品目の買取相場が下降するという現象が起きました。
弊社では、買取相場が横ばいを維持している非鉄金属スクラップを始め、買取相場が下降しているアルミ系・ステンレス系のスクラップも出来る限り高く買取りをさせて頂けるよう企業努力を続けて参ります
ご売却をご検討の際はぜひお問い合せ下さい。
心よりお待ち申し上げております。