2010年11月09日
平成22年10月27日に福島県青少年会館にて開催されました、安全運転管理者講習を受講してまいりました。
受講科目は、以下の4項目で行われました。
① 交通事故の実態について
昨年度と今年度の交通事故発生件数や発生状況の比較説明を受けました。
その中でも今年度は、6月から9月中旬にかけて、福島市管内(弊社所在地区)において死亡事故多発警報が発令され、被害者の多くが高齢者であることを知りました。
②JAF活動から見た交通安全
車両の整備・点検を行う事により、事故を未然に防げるという内容で講義を受けました。
整備・点検不足により、車両が異常をきたしているのに気が付かないで運転することで事故が起きた事例を聞きました。
事例内容は、ブレーキの故障により、制動距離が延びてしまい追突事故が起きた。電気系の故障などにより車が道路(走行車線内)で停車してしまいその対応を行う為に、運転者が車から降りた際、後方車両にはねられる事故の話やタイヤの点検不足より、タイヤの摩耗などが原因で路面状況に対応出来ずに、追突事故が起きたなど、さまざまな事例がありました。
③危険予測と安全確認
交通事故の多くは、追突事故でその原因は脇見運転・走行時の注意力不足・判断ミスの三点が多くの原因になっており、その原因を無くすには、日ごろから運転者に事故発生の適切な予測能力をつけさせること、想いこみ運転や普段なれた道でも安全確認の意識を持たせることで、事故を減らすことができる内容でした。
④安全運転管理の実態
現在、各会社が企業活動を行う為に安全運転管理の重要性について説明を受けました。企業活動において、自動車はなくてはならない存在であり、同時に交通事故という大きなリスクと常に隣り合わせであるという現実も、決して忘れてはなりません。
運転者が業務上で事故を起こした場合は、運転者だけではなく、勤務する企業の責任を問われるケースが近年多くなっており、交通事故を起こしたことによって企業の社会的制裁は、金銭的負担ばかりではなく、貴重な労働力の損失、社会的信用の低下など、計り知れないことを知りました。
企業活動を行うためには、社員への安全運転管理を徹底しなければならないと改めて痛感いたしました。
今後弊社では、高齢者への思いやり運転・車両点検・安全運転教育を、より一層強化徹底を行い企業としての社会的責任を果たしていきたいと思います。