非鉄金属スクラップ買取相場情報(2010年8月後半)

8月は精錬メーカー等の納入先が夏季休業により生産調整を行うため、稼働は月の後半からになります。
それに伴いまして弊社の 非鉄金属スクラップ買取相場情報 の更新も8月は後半からのスタートとなりました。

2010年8月後半の非鉄金属スクラップ買取相場は、8月中旬から1ドル84円になるなど円高が進み、金属相場にかなりの影響を及ぼすと懸念されておりましたが、予想に反してほとんどの非鉄金属が7月後半から横ばいで推移しております。
しかし、銅に関しましては電気銅建値が1トン当り1万円上げでスタートしたかと思うと、本日(8/26)現在3万円下げになるなど乱高下し先の読めない状況です。

このように予想外の展開や乱高下を見せる背景には アンバランスな需要と供給 があると思われます。
不景気によりスクラップの発生(供給)が減少し、各精錬メーカーが材料となる金属スクラップ(需要)を競って仕入れるため、金属相場が上がる(下がらない)または乱高下する現象が起こったものと考えられます。

今後は、円高により安価になる海外の原料の需要が高まり国内での金属スクラップの需要が下がるため、それに比例して国内の金属スクラップ相場も厳しくなると予想されます。

弊社は、厳しい状態の中にあっても高値買取を目指し企業努力を続けて参ります。
非鉄金属の売却をご検討の際はぜひお問い合せ下さい。
心よりお待ち申し上げております。